ササオカ・タダヨシ。高知県長岡郡本山町出身。師範学校卒業後教師となり、25歳で1回目の校長を1年間、2回目も8ヶ月で退職。上京して、生活綴方教育の運動を始める。昭和4年(1929)「綴方生活」を編集・発行し、8年間続いた。
東井は昭和7年(1932)に姫路師範学校を卒業後、豊岡小学校教師となって、小砂丘氏・野村芳兵衛氏等に知られて、生活綴方教育運動に加わる。運動母体の「日本綴方の会」は、昭和26年に「日本作文の会」と改称された。
小砂丘忠義賞は、日本作文の会が成果を挙げた実践者に贈る賞として、昭和27年(1952)に設定された。東井義雄は、昭和35年(1960)に48歳で受賞している。
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