☆書籍紹介☆「東井義雄いのちの教育読本」全3編

「東井義雄いのちの教育読本」全3編は、昭和55年5月から昭和63年3月の8年間、旧但東町の広報紙の中、「家庭教育シリーズ・青少年教育シリーズ」に88回に亘り掲載された、東井義雄先生の玉稿を編纂したものです。

「いのちの教育」、「家庭教育」とはどういうことかを分かりやすく知らせてくださり、改めて、何が大切なのかを考えさせられる内容となっています。その一部を紹介いたします。

 

「すなおな子」を育てるには・・・

今年三月でした。朝日新聞の但馬・丹波版に、小坂小学校1年生Hちゃんの詩が掲載されました。

よい家族

おとうさんとおかあさんがけんかをした

さいしょにおかあさんがあやまった

おとうさんもあやまった

いいおやたちでよかった

それをいったら

おかあさんがなきだした

という詩でした。

担任の先生が「読んだときに、ぐっと熱い気持ちになりました。そして、すばらしい家族だなと思いました。お父さんお母さんだってけんかをすることがあります。したことや考えのくい違いは、だれにもあるからです。けれどもお母さんがあやまり、お父さんもあやまったのは、だれにもなかなかできません。りっぱだなと思いました。それに、けんかにははらはらしたあと、あやまりあうふたりを見て、よいお父さん・お母さんでよかったと感じ、そのことをすなおにいったHちゃんもえらいなと思います。Hちゃんのことばをきいて泣きだしたお母さんは、きっと『うちのHもよい子でよかった』と、とてもうれしかったのでしょう。」と書いていらっしゃいます。

先生のことばの通り、人間というものは他の人のいけないところはよく見えるくせに、なかなか自分のいけないところはよく見えないものです。ときたま、自分の問題点を見ることができても、それを詫びることができず、つい、他を責めたててしまいます。ところがこのお母さんは、ハッとそのことに気付いて詫びていらっしゃいます。お母さんのこの素直さにであうとお父さんも意地を張っておれなくなります。

「すなおな子」はこういう雰囲気の中で育つのでしょう。

☆「東井義雄いのちの教育読本3」より抜粋

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